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「ゆるゆる劇場」復活に向けて

  Kyoko Kawakami / Toshinao Aoki / Osakana Koda

「ゆるゆる劇場、河Pの思い」

配信終了から早5年、ゴムーンのキャラ設定に貢献した理解されない男友達も死んでおり。

5年間、複雑な大人の事情で闇に葬られて眠っていた「ゆるゆる劇場」シリーズ。

9作ありました。

新作を作ろうにも、過去ファンが満足し、新規のお客さんにも分かってもらえる新作のシナリオを作ることは、作ってみてかなり困難だと分かりました。

5年以上の月日はいろいろなことを忘れさせていました。

設定が深すぎて、過去シナリオをリブートしてもかなり回りくどくなりました。

漫画で言うと、いきなり10巻だけ販売してもポカーンなわけです。

スマホゲームに完全にリメイクしても、非常にお金がかかります。

本当に待たれているのか、これにも悩みました。

じゃあ、9巻まで出して、みんなが望むなら、新作を作るお金ができる。

無理矢理なシナリオにしなくても済む。

とりあえず、1~3を1つのアプリに、旧作のまま、移植して、1〜3を課金して遊んでみて貰おうと思いました。今、遊んでみても、時事ネタは懐かしく古いが、他は新鮮で面白く、普遍性を感じるネタ、楽しさがそこにはありました。

プロデューサーとして、10巻から、10巻だけを出すことをやめることにしました。

プロデューサー判断として、正しいと思っています。

続きが見たい人は遊んでくれる。

いわば募金のようですが、募金を超える笑いがこれらにはあります。

さすがに煩悩の数飛ぶ縄跳びは甘くしました。

2の難関なバリウムも、オリジナル版でもミスしたらクリアまでの秒数が減る仕組みが入っていて、「最初は30秒、その後2.5秒ずつ4回まで減る」だったのを「最初は30秒、その後5秒ずつ4回まで減る」まで、

​難易度を下げています。なので、これ以上は​バリウム検査は、健康診断なので、頑張ってください。

検査を甘く見るなぁっ!w

 

最終のブラックは、配信期間が短かったので、配信に気づかず、遊べなかった人が沢山います。

ネタは限界を攻めていました。

 

どうか、温かく、ゆっくり最初から配信することをお許しいただき、応援してください。

青木さんも書き下ろしイラストを提供してくれています。

 

操作は、イマドキなバーチャルキーで、

わかると遊びやすいと思います。

ストレスも少ないと思います。

普通に快適に遊べました。

 

配信開始となり、これからプロモーションも一生懸命、地味にやっていきます。

ゆるゆる劇場をよろしくお願いいたします。

 

配信するにあたり、いろいろな人や会社様に助けられ、今日に至っております。

遊んでくれる人にクスッとしてもらうことで恩返ししたいと思います。

 

ファンのみなさんも、今まで待ってくれてありがとうございます!

いつかきっと、新作を作れることを信じております。

 

プロデューサー

株式会社カエルパンダ 代表取締役

河上京子
「キスキスしようよ」

なまぬるく生きたい。
そう思いませんか。
思いますよね。
思うんです。

どうもここんとこ世の中世知辛い。
「ゆるゆる劇場」が止まってからずっと
世の中ギスギスしてる気がするんです。
ねぇみんなもっとユルかったじゃない。
ぬるかったじゃない。

そして
「ゆるゆる劇場」が
帰ってきます。
マジか。

もう
ギスギスなんてしないで
キスキスしていきましょうよ。
その
あかまるのようなくちびるで。
ゴムーンのようなくちびるで。
口ボットのような口びるで。

「ゆるゆる劇場」が
帰ってきます。
うふふ。

 

キャラクターデザイン

青木俊直
こうだおさかな
「最近サボテンとインコのことばかり考えていました」

かつてゲーテ先生は「自分自身を知るのは楽しんでいる時か悩んでいる時だけだ」と

おっしゃったそうですが、ゲーム作りというのはそれこそ楽しみと悩みの連続ですので、

ゲーム作りの根幹からすこし離れた期間が長引く僕は

自分自身を忘れかけており、ここしばらくのうすらぼんやりとした生活は

大変おだやかでありつつもどこか漠然としていて、企画なりシナリオなりに

かかわる少しピリピリしたあの感覚を懐かしくも感じておりました。

 

スマートフォン上で遊べるようになり、久しぶりに触れた「ゆるゆる劇場」は

いろいろな制約のなか、馬鹿馬鹿しくも実験的であったり挑戦的であったり、

今だからこそ新鮮に感じるものがあります。

懐古的な感情ではなく、 ああ、こういうチャレンジをまたしたいな、と。

 

このスマートフォン移植が契機となり、

新作を作る機会ができれば 僕も是非まぜていただきたいです。

雑用でもなんでもしますから。

なぜなら、僕はもうちょっとだけ自分自身を知ってみたいからです。

 

ディレクター、シナリオ

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